・何がお金の素になるの?

 
  それでは、その増えていっている「お金」の素って何なんでしょうか?それは経済活動の中でお金に換金されるもの、例えば、さっき例に上げた、スーパーで買った『大根』なんかが、それに当てはまるものなのですが、実は『お金エネルギー保存の法則』の観点で考えて見ると、実はそうでもないのです。
 
 例えば、『大根』 ですが、一般的な流通経路としては、我々がスーパーから買う前に、スーパーは問屋や市場から購入するわけです。ここでもお金のやり取りがスーパーと問屋の間でお金エネルギー保存の法則がはたらく訳です。更に突き詰めてゆくと、その問屋は、大根を栽培している農家から大根を買っているわけですが、ここでも、ただで農家から大根を貰ってるわけではなく、農家から大根をお金を通じて交換しているのです。

   そうなると、栽培してる農家のお百姓さんは大根をどこからか仕入れている訳でなく、自分で育てて、大根を栽培して問屋に売っているので、「なあんだ。お金の素って『大根』なのかあ!」 って訳になるのですが、はたしてそうでしょうか?

 いえ、違います。当然ながら、農家のお百姓さんが大根を作るときの『種』をどこかで、お金をだして買っているわけですし、更には、その大根を立派に育てる為の農薬や水だってお金を出して買っているのです。さらには育てる土地の管理費や、その他諸々の諸経費を考えて、お百姓さんは大根を売っているわけです。(勿論、お百姓さんの言い値で売っているのではなく、市場の競争原理などで大根の価格がきまっているのですが)

 そういう意味ではあらゆるお金で買えるものというものは、お金に変えられる、という観点からすれば、あくまで 『お金』であり、『お金の素』ではないのです。

 ここまで来ると、賢明な方なら既にお分かりだと思いますが、実は、さっきの大根の流れで答えはでています。そうです。さっきの事例であげた『大根』の流通経路の中間マージン、つまり農家が問屋へ売る際に乗せる利益、問屋やスーパーが大根を販売する際に乗せる利益 というのが、何もない『無』から生まれてくる『有』であり、利益=「お金の素」 になるのです!

 でも「利益」って一体何なんでしょう?上記の考えで唯一突き詰めていない項目が「人件費」の部分で、単純な経済構造で考える「利益」=「儲け」はその人に与えられる報酬にもなります。そうです!「利益」=「人件費」 なのです。

 それでもって、人が働くという行為で、共通の「ものさし」で考えられるものっていうのが「時間」 なんですよ。だからこそ、求人誌・求人情報で「時給○○○円」や「労働時間」という、うたい文句で、その労働条件を我々は無意識に判断し選択してる訳なんです。

 そう、『お金の素』というのは『時間』 なのです!!

 何故、ここまで強く言い切れるのか?「『お金の素』=『人』って考え方もありなんじゃないの?」とお考えの方もいらっしゃると思いますよね。ところがお金にも我々は『時給』を支払っているのです。そうです。『金利』です。今、(H19年2月当初)日銀の(公定歩合)利上げなんかが話題になっていますが、お金自体が「借りる」という行動に対し対価が支払われているという考え方をすれば、(実際は貸してる側に対して、ですが)これも「時間」が「お金」に変わってるわけです。

 そういう意味でも、世界全体の市場で流通してるいくらかの割合で「金利」が発生している「お金」があるわけで、『お金は気づかないうちに増えていってる』 のです。(これはブラックマネーの比でない量のお金に金利は発生してると思われます) →続く

    

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